がべーじこれくしょん

技術系とかいろいろ

CNDT2019にスカラーシップ枠として参加してきた話

イベント自体は今日もあるのですが、中間発表の関係で行けないので先に参加記を。

CNDT(Cloud Native Days Tokyo)2019にスカラーシップ枠として参加してきました。 CNDT自体はJapan Container Daysという名前だった時代から認知はしていたのですが、参加費がかなり高く学生が気軽に行けるようなイベントではなかったため、参加を見送ってきました。が、今回から学生向けの参加費用補助を行う「スカラーシッププログラム」が導入されたので、ダメ元で応募してみたところ、参加できることになりました。ありがとうございます!!

お昼休憩

寝坊して午前中のKeynoteが聞けなかったので、昼からの参加です。

運営でk8s完全理解者の青山さんから「スカラーシップ参加者の人たちを集めてお昼を食べるのでぜひ」とお誘いいただいたので、お昼をご一緒させていただきました。

スカラーシッププログラムで参加している学生は10人ほどで、様々な地域から集まっている感じでした。(中には何人かTwitterの知り合いがいたので実質オフ会でした…)

聴講したセッション

基本的にはコンテナランタイムやk8s周りのセッションを中心に回ってました。

How Kata protects containers

スライドが見つからない…

Kata containerは、軽量VM上でコンテナを動作させることによってホストからコンテナ環境を隔離し、セキュリティを向上させるというアプローチのコンテナランタイムです。gVisorとは違った形のやつらしいです。

セッションの内容には直接関係ないですが、nemuというintel謹製のHypervisorがあるのを知れたのが収穫でした。あと話題のmicroVMであるFirecrackerについても少し紹介がありました。面白そうなのでwatchしていきたいです。

(セッション内容には関係ないのですが、通訳がとても大変そうでした。普通に事前用意した発表原稿を読み上げるのでよさそう)

CircleCI 2.0を支える2つのコンテナクラスター(CircleCI)

speakerdeck.com

CircleCIのコンテナクラスターと運用に関する取り組みについてのセッション。SREとしてアルバイトをしている身としては非常に勉強になりました。

CircleCIでは、k8sだけでなく、Hashicorp製Nomadを使用しており、それぞれ用途に応じて使い分けているそうです。実際のビルド環境では、Nomadを使用しているとのこと。

そういえばk8sではないコンテナスケジューラーといえばApache Mesosがありますが、CircleCIでも検討はしたものの結局Nomadを選定したそうです。

あとCircleCI1.0時代はスケールアップやスケールアウトは人力でやってたそうです。HumanScalerというらしい。人力オペレーション怖い…

ちなみに(全然関係ないですけど)、PFNが持ってる機械学習クラスタは、Mesosとk8sの両方で運用してるっぽいですね。

www.slideshare.net

Cloud Native Storageが拓くDatabase on Kubernetesの未来

speakerdeck.com

個人的に一番興味のある話題です。注視していきたい。

それにしてもHA構成のFencingとかって、単純に動作原理を聞くとゴリ押し感がありますけど実際にこれで運用されてるんですよね…

OCIv2?!軽量高速なイケてる次世代イメージ仕様の最新動向を抑えよう!

スライドが上がってない…

中身はOCIv2に関する内容です。聞いてる感じコンテナの軽量化と起動の高速化に関して焦点が当てられてる雰囲気でした。発表では、OCIv2の仕様に基づいて、APIを1つずつ叩きながらどういった挙動をしているのかを見るデモが非常に興味深かったです。スライド上がったら見直したい…

あとはlazy pullという、pullが完了していない状態でrunできるようになるという技術が気になりましたね。重複除去の効率化のために、現行はレイヤー単位で行っているものをファイル単位で行うようにして、特定ファイルへのread(2)が発生した段階でpullしてくるみたいな仕組みらしいです。

lazy pullの文脈で出てきたCernVM-FSがCERN製と聞いて「CERNすげえ…」となってました。CernVM-FSは分散ファイルシステムの一種みたいです。 あと、実はCERNk8sユーザーとしても大口らしいです。CERNすげえ…

lazy pullみたいなことをやってるやつとして、Slackerっていうのもあるらしいです。スライドが公開されてないのでよくわからないのですが、検索すると以下の論文がUSENIXに出てるのでこれのことかな…

https://www.usenix.org/sites/default/files/conference/protected-files/fast16_slides_harter.pdf

面白そうだけど聴けなかったセッション

あとで見るシリーズ

speakerdeck.com

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明日のセッションもみて追加するかも

After Party

OpenStackがどうやら9周年らしくみんなで祝いました🎉

ZLab社CEOの河さんとお話できたり、ちくわ君とかからセキュアコンテナ技術に関する知見を聞けたりいろいろ勉強になりました!

あと酔った勢いで雑な英語で話してしまった人が実はCanonical社の偉い人でびっくりしました…Ubuntu今後もお世話になります!!!

さいごに

苦学生にとってこういったスカラーシッププログラムは非常に助かります。CNDT2019の運営の皆様、今回は本当にありがとうございました!

学生のうちから実務的な情報が収集できる機会は、カンファレンス以外になかなかありません。イベント主催者の皆様で、まだスカラーシッププログラムを導入されていないという方々は、ぜひ導入を検討していただけるとありがたいです。企業の皆様は、採用活動も兼ねて、イベント主催団体へご支援していただけると、学生がこういった場に参加できる機会が増え、企業の皆様も採用の機会が増えると思います。

ぜひよろしくお願いします!!!!