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技術系とかいろいろ

初(一人)海外渡航体験記

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この記事は、みす老人会 Advent Calendar 2023の1日目の記事です。

最初で最後の海外渡航は高校の修学旅行で行った台湾のみ。国内線は一人で乗ったことはあるものの、国際線は一回もありませんでした。おまけに生まれてこの方英語圏への渡航経験がなかったので、英語圏に行ってみたいなあと思っていたら、ついに(海外出張という形で)アメリカに行く機会がやってきました。行き先はシカゴでした。

というわけで、初めてのアメリ渡航がどんな感じだったのかまとめたいと思います。これから仕事や旅行で行く際の参考になれば嬉しいです。

事前準備

アメリカへの直行便は、行き(HND→ORD)が11h40m、帰り(ORD→HND)が13h40mとなっており、ほぼ半日狭い機内で過ごすことになります。ビジネスクラス?なにそれおいしいの?

というわけで、機内を快適に過ごせるよう準備が大事です。事前にインターネットで調べて準備したのですが、実際にあってよかったものはこんな感じです。

  • 使い捨てスリッパ(ホテルとかでもらえるやつ or 100均で買ったやつで大丈夫)
  • アイマス
  • ぬれマスク(機内は割と乾燥してるのであると良い)
  • 高性能なアクティブノイズキャンセリングイヤホン(SONYのWH-1000XMシリーズとか)

服装に関して散々悩みましたが、がっつり厚着をしていくというよりは重ね着をしたほうが良いかなと思いました。というのも、機内の環境は人によって感じ方が違うので、調整ができるようにしておいた方がいいです。事前情報として機内がかなり寒いという話を聞いてたのですが、実際はウルトラライトダウンまで羽織ると暑かったです。

ちなみに以下のものも持っていきましたが、あってもなくてもそこまで変わらない気がしました(個人の感想です)

  • ネックピロー(空気を入れて使うタイプを買ったけど、あってもなくてもそこまで変わらなかった。もしかしたらビーズクッションタイプのほうが良いかも)

加えて、おそらくANAJALの国際線直行便だと以下の設備があったので、思ったより快適でした。参考までに。

  • ブランケット

日本出国

ゴールドカード以上のクレジットカードを持ってると、空港のラウンジが使えます。ソフトドリンクは無料ですが、アルコールや食事は有料です。

羽田空港第3ターミナルだとSKY LOUNGEという場所が使えます。

プライオリティパスというやつを持ってるとTIAT LOUNGEという一つ上のラウンジが使えるらしいです。こっちだとアルコールと軽食が無料になるらしい…?

ちなみにラウンジは放送ついてないので呼び出されても気付けません。注意(フラグ)

そういえば羽田空港はいつのまにか電子機器(PCやタブレット)をカバンから出さなくても保安検査を通過できるようになってました。便利。

航空券に「SSSS」がついてたら追加保安検査が必要

行きでこれにあたるというトラップを引いたのですが、航空券に「SSSS」と印字された場合は追加保安検査対象となってます。どうやらアメリカと往来する便の乗客からランダムで抽出されるみたいなので、当たったら出発時間の30分前には必ず搭乗ゲートに向かいましょう。

思えば本来アプリで終わるチェックインが終わらず、チェックインカウンターに来いというメッセージが出ていたので変だとは思ってたのですが…

早めにラウンジを出発したおかげで、放送で呼ばれたのに奇跡的に気付けて難を逃れました。助かった…

飛行機内の過ごし方

朝便の場合は、基本的には機内食が出されたタイミングでちゃんとご飯を食べ、それ以外の時間で寝るようにします。自分は割とどんな体制でも寝られると思ってたのですが、エコノミーの座席で流石に寝るのはしんどい。

きついのですが気合いで寝ないと時差ぼけが想像以上にしんどいです。時差ぼけ初体験だったのですが、日中の眠気が異常でした。頑張って機内で寝ましょう。

ちなみに機内の流れは、ANAの直行便だとこんな感じでした。

ウェルカムドリンク(ジュースかお酒)+お菓子

昼食

消灯(就寝)

朝食

飲み物に関しては、気流が安定していれば適宜CAさんが運んできてくれます。

なぜか朝食の後にバナナをもらいました。

これはシカゴのダウンタウン方面の風景。モントロールビーチの真上あたりを飛んでるっぽい。

到着〜アメリカ入国まで

到着後に、まずは案内に従ってImmigration(入国審査)に向かいます。めちゃくちゃ並んでるので、この間にパスポートと航空券を出しておきましょう。順番がくると、空港のスタッフが誘導してくれます。(指定された番号のゲートに行くよう指示してくれます)

シカゴ・オヘア国際空港の場合、審査官の手前には自動ドアがあり、呼ばれるまでは足元の赤線より後ろに立って待ちます。順番が来ると自動ドアが開くか声がかかるので、ゲートをくぐって審査官の前まで行きます。

まずパスポートを見せろと言われるので渡します。その後大体渡航目的を聞かれます(Why are you here?とか)。この際は、「Business(ビジネス)」か「Sightseeing(観光)」と答えます。

今回は出張だったので、ビジネスと答えます。サイトによっては事前に印刷していって困ったら見せれば良いと書いてありますが、実際は「見せるんじゃなくて説明しろ」と言われてしまうので注意しましょう。

何のビジネスなのか、など細かい内容をいくつか追加で聞かれますことがありますが、これも空港によってまちまちな模様です。自分の場合(シカゴ)は、特に細かい質問はされずにハンコを押してもらいました。

この後(あるいは質問の最中に)、両手の全指の指紋を登録するよう指示されます。親指以外4本→親指の順番で片手ずつ、計4回スキャンをします。

全て終わったら、ハンコが押された紙を持って、荷物を取りに行きます。

荷物を取ったら、出口に向かいます。わんわんが出口に向かう人々の荷物検査をしていますが、立ち止まらずに行きます。可愛い。

出口では先ほどもらったハンコの押された紙とパスポートを渡して最終チェックを受けます。完了したら、無事入国です。おめでとうございます。

これは出口横で流れてたGitLabの広告とSlackの広告

これは空港のマックで頼んだアイスコーヒー。ちなみにこれは一番小さいサイズ。でかい。日本のマックのMサイズあるのでは?

さらになぜかアメリカのマックでアイスコーヒーを頼むとデフォでミルクが入る。ブラックコーヒーが欲しければミルクを入れないでくれと注文する必要があります。

ダウンタウンまでの移動

空港からダウンタウンまでの移動手段としては、シカゴの場合以下の選択肢があります。

  • Uber, Lyft等のライドシェアアプリを使う
  • 普通のタクシーに乗る
  • 電車(シカゴ・L)

アメリ渡航経験のある先輩からは、「基本的に移動は公共交通機関は使わず、UberLyft等のライドシェアアプリを使うと安全」と聞いてました。そのため、今回は基本的に移動はUberを使いました。

実際、日中人通りがある程度ある場所は歩いてても不安は感じませんでした。ただ、ダウンタウンでも高架下や路地裏などは人通りが少なく雰囲気が怪しげだったので、安全を考えるのであれば移動は基本的に車を使った方がいいと思います。

観光

到着日は1日フリーだったので、シカゴ市内を観光しました。時差ぼけで異常なレベルの眠気に襲われてましたが、ここで寝てしまうと翌日以降の業務に響くので、気合いで起きます。

これはシカゴで有名はディープディッシュピザ。とても美味しかったが、体調が万全の時に食べるべきだった…(時差ぼけで胃が終わっていた)

ちなみにチップですが、基本的にはウェイターが注文を席まで聞きにくるタイプのレストランでのみ払うと聞きました。相場は18%〜23%らしく、特に不満がなければ20%置いておけば問題ないそうです。

会計をお願いする際はウェイターにクレジットカードを渡します。割り勘にする際は割り勘する分のカードを渡して割り勘にする旨を伝えます。しばらくするとカードの枚数分、レシートが2枚ずつ来ます。(写真を撮り損ねた)

2枚のうち、片方は店側(merchant copy)、もう片方は自分用の控え(customer copy)です。店側のレシートの欄に、チップの金額と合計金額を記入します。チップの金額は、消費税を抜いた小計から計算するので注意。記入した紙のうち、店側のものを机に置けば、あとはそのまま店を出て大丈夫です。あとでチップ分を加算した金額で売上処理をしてくれます。

そういえばシカゴ市内は回転扉が多い、なんでだろう。シカゴに限らずアメリカは回転扉が多いらしい。

これはミレニアムパークに居たリアルなリス。

これはミレニアムパークにあるビーンという有名な謎のオブジェ。

これはシカゴ美術館

これは本場のスタバ

これはマリーナタワーという有名な建物。どうみてもトウモロコシ。下が駐車場で上が居住スペースになってるらしい。

アメリカ出国〜日本入国まで

アメリカの出国検査は日本より厳しいので、気をつけなければいけません。靴は脱いで荷物と一緒にトレーに乗せなければいけないし、PCやタブレット等の電子機器はカバンから全て出さなければいけません。

無事出国のセキュリティチェックを通過すると、あとは免税店で買い物をしたりと普通に過ごせます。時間になるまで待ちましょう。

飛行機での過ごし方は同様です。機内食が出てきたタイミングで食べます。帰りは夜便(夕方出発→夜到着)だったので、機内では起きてても問題ないと思います。

帰りはこんな感じでした。

  • ウェルカムドリンク+お菓子
  • 夕飯
  • 昼食

帰国時の入国審査はとても簡単です。日本出国時に顔写真を撮影しているので、機械で顔を見せてパスポートをかざすだけで完了です。めちゃくちゃ便利。

ちなみに日本入国時の税関検査も、今はスマホでできます。最高。出発前か機内でやってしまいましょう。

www.digital.go.jp

帰国時に日本食をキめたいと思ったそこのあなた、空港内の店は到着便の時間に関係なくさっさと閉まります。気をつけましょう。

自分は、東京モノレールで浜松町まで行って、富士そばに行きました。やっぱこれなんだよな…

感想

以上、一人で初海外に行った時のまとめでした。思い返してみると、一番難所になりうるのは入国審査だとは思います。今回は初回にも関わらずそこまで質問攻めにされませんでしたが、聞いたところによると観光の場合はかなりたくさん聞かれるみたいです。事前によくある質問を調べて、しっかり対策していったほうがいいと思います。それ以外については、入国してしまえば意外となんとかなると感じました。

強いて言うならチップの文化が一番難しかったです。本来「お心付け」のはずなのですが、慣例的に支払うのが当たり前みたいになっているのでかなり悩みます。 ひとまず、ウェイターがいるタイプのレストランとタクシーでは20%、ホテルのベットメイキング等には1ドル、それ以外は基本いらないと言う認識で問題ないのかなと思ってます。この辺りは人によって解釈が様々なので、周りに海外渡航経験豊富な人がいれば、その人に聞いた方が確実です。こんなことでトラブルになるのは嫌ですからね…

海外へ行くのはとても不安だと思いますが、行ってしまえば意外となんとかなります。ぜひ楽しんでください!

機会があれば西海岸と東海岸にも行ってみたい。円安〜〜〜〜

明日はG2Uさんの記事です。