Python3(Anaconda)をDockerコンテナとして入れたUbuntu上で使う
実行環境
OS: MacOSX 10.12.2 Sierra
作業コンテナ: Ubuntu 16.04 LTS ( on Docker Version 1.12.5 (14777))
おしゃべりbotを作ろうとして、Python3やらMeCabやらを入れようとしたらMacの場合エラーが大量にでて困り果ててしまいました。
Dockerの操作になれるという意味でもいい機会なので、Dockerコンテナ上で環境構築してみます。
Ubuntu 16.04のDockerコンテナをDockerHubから入手
# docker pull ubuntu:latest # docker run --name ubuntu -i -t ubuntu:latest # docker exec -it ubuntu /bin/bash
これでコンテナのシェルに入れます。
pyenv + Anaconda版Python3をインストール
DockerコンテナとしてpullしてきたUbuntuは基本的なコマンド以外ほとんどインストールされていないので、必要なものだけ途中で適宜インストールしていきます。
# apt-get update # apt-get install git aria2 curl wget bzip2 # git clone https://github.com/yyuu/pyenv.git ~/.pyenv # echo 'export PYENV_ROOT="$HOME/.pyenv"' >> ~/.bashrc # echo 'export PATH="$PYENV_ROOT/bin:$PATH"' >> ~/.bashrc # echo 'eval "$(pyenv init -)"' >> ~/.bashrc # source ~/.bashrc
aria2, curl, wgetは最低限pyenvでpythonをインストールするのに必要なものです。curlとwgetはいずれかが入っていれば大丈夫です。
Anaconda版Python3インストール
Anacondaとは、Pythonの環境設定と、Pythonによるプログラミングにおいて比較的使われるモジュール(ライブラリ)等を一気にインストールしてくれるものです。
Continuum Analytics 社 が提供している Python と conda というパッケージマネージャーを含む Python ディストリビューションです。 qiita.com
公式のPythonでは、多くの場合環境設定で詰みます。そのため、特別なことがない限りはPyenv+Anacondaによるインストールをおすすめします。
# pyenv install -l | grep ana anaconda-1.4.0 anaconda-1.5.0 anaconda-1.5.1 ... anaconda2-4.0.0 anaconda2-4.1.0 anaconda2-4.1.1 anaconda2-4.2.0 ... anaconda3-2.5.0 anaconda3-4.0.0 anaconda3-4.1.0 anaconda3-4.1.1 anaconda3-4.2.0 # pyenv install anaconda3-4.2.0 # pyenv global anaconda3-4.2.0 # pyenv rehash
基本的にPython3を入れておけば間違いありません。ライブラリの多くが未だに2系に依存してはいますが、今後のことを考えると3系で開発することをおすすめします。