tl;dr HHKBはいいぞ。フルリニューアルで今が好機。買おう。
こんにちは。最近話題のErgoDoxに浮気しようとしましたが、HHKBの配列に身体が慣れてしまっているためどうにも合わず、結局HHKBに戻ってきました。
さて、最近HHKBのラインナップがフルリニューアルされましたね。
レビューに関しては例によってEngadget等で上がってるのでそっちも併せて見てみると参考になると思います。
以前のBluetooth版であるところのHHKB BT(これ)は、以前購入してひどい目に遭いました。具体的には以下のような欠点が多々ある製品で、非常に体験が悪かったです。
- Macとの相性が悪いのか、入力途中に接続が突然切れる
- USBポートが給電専用
- マルチペアリングの接続先切り替えがどうもやりづらい
こんな記憶があるため、あまりBluetooth版にはいいイメージがありませんでした。はやく新しいのが出ないかなーと思っていた矢先の発表だったため、お金がないのにも関わらず気づいたらポチってました。懲りない。
そして今日届きました、ドン。
僕が買ったのは、HHKB HYBRID Type-Sの英字配列無刻印モデルです。色は白です。いつもはPro2の英字配列無刻印を使っていたのですが、タイプ音がうるさいと周りから言われたので、今回はType-Sにしました。持ち歩いて大学や喫茶店でバリバリ使うつもりなので、静音は重要。
上のやつはキーボードルーフです。HHKBをホコリとかから守る蓋です。普通買うと4000円近くするやつなのですが、今買うとなんとついてきました。やったぜ。
というわけで箱から出してセットアップ。電池を入れてペアリングをします。最初のペアリングは電源を入れると勝手に始まり、1番に割り当てられます。(HHKB上で何番として割り振られているかは、Bluetoothデバイス名の末尾の番号でわかります)
2つ目はiPad Proとペアリングします。ここで接続先デバイスの切り替えをやってみたのですが、非常に改善されていてニコニコしています。デバイス切り替えはFn+Control+数字(1〜4)で実現されているのですが、キーの配置的にも非常に押しやすく切り替えが楽です。接続もすぐに切り替わるのでストレスを感じません。よかった…
さて、せっかくなので高校時代から愛用してるPro2くんと比較してみます。
上から見るとあまり差異はありませんね。無刻印なのでロゴ以外ほぼ何も印字がなく真っ白…
背面はかなり違いますね。今回はなんと言ってもUSB Type-Cポートがついてるのが大きいです。ついにminiUSBともお別れなのか……
おなじみだったUSBハブ機能も、従来製品のHHKB BTと同様に取り除かれています。まあ今有線で使用しているのはSlimBladeだけなので特に問題はありませんでした。
本格的にTypeAが駆逐されていく……
あと気になった点は重さですね。HHKB HYBRID Type-Sのほうが若干重いです。従来製品であるPro2と条件を揃えるならClassicと比較するのがベターなのですが、おそらくワイヤレスやらなんやらを積んでる分重量が増してる気がします。とはいえそこまで気にならないので、持ち運びという意味ではそう問題ではなさそうです。(どうせカバンに入れてしまうので)
しばらく使ってるのですが、従来製品(HHKB BT)で見られた接続不良のような怪奇現象は見られていません。Bluetooth規格のバージョンが上がって通信が安定したからですかね…?ひとまず安心して使えそうです。
と、言うわけで、個人的な感想でした。詳しい仕様等はガジェット系の記事のほうが詳しいので、仕様単位での従来製品との差異を知りたい方はそちらを参照してください。
HHKBもしかりErgoDoxもしかりですが、こういったキーボードは非常に高価で手が出しにくいと思います。ただ、キーボードやマウスはPCと身体の「インターフェース」です。これはいろいろな方が「鞍」の例を出してますが、「インターフェース」は一生モノで手に馴染んだものを使うのがベストです。そこにお金をかけずしてどこにかけるんだ、という話です。
ちなみに、僕が今愛用しているHHKB Pro2は、高校時代からの付き合いなので、かれこれ5年目です。おかげでとても手に馴染んでます。
HHKBは「プログラマーが理想とするキー配列のキーボード」をコンセプトにしているためか、その配列は若干クセがあるものの非常に合理的です。コーディングを生業としている人だけでなく、趣味コーダーの皆さんも、ぜひHHKBを選んでみてはいかがでしょうか?